Tricrops


既知から未知の位置へ立体的二次元 鏡の湖に写る自然のように彩り持続
踊る思念 遺伝子溶け込ましたインクを二重螺旋のリングにリンクする
精神とは説く言葉の刃の鞘と同時に鋭く研ぐ蝋燭
長い年月掛け雫が岩をも削るよう 無駄を削ぎ落とし姿現し
あらましから一気に拡大 落雷と雲上のコントラスト
相対する陰影のサイクル 愛撫すバイブル知識敬謙成る知恵
飛天する眉間から刺す視線 ジレンマ起こす地面へと散れ
探し当てる資源地熱で孵化 羽は一枚一枚歌う 

目や耳と口の間に何があるか
そこにいったい何が絡まるか
無色透明の声矢音波まぶたの裏にどう映るか

刷り込む 引きずり込む
スペースを広く使うフリーフォーム 流れのパフォーム
寄り添う思考 トラウマより深く はるかアポロよりより高く
空間から鳴らす 時間から放つ 時空間跨ぐ 熱を起こす摩擦
引っ掛かりが宣告そして啓示 その後に我が分身転じ フィルター通し映写
喉が意識を音が景色を念じ 周辺の空気に意味を一つ二つ増やす
ぼんやりから一気に耳の間近へ 蓄積された時間の重みを味わえ
スタイルは針の様にシンプル 鋭いエッジを効かせてテンプル
青龍 白虎 朱雀 玄武 裏も読んで四方八方全部カバーする視界
走り巡らす結界は音速越え 秒340以上で距離を削ぐ声
満ちた月の下の銀のナイフ 頂点の眼 周回軌道周るライム
メテオストライク 弾む心音のライン 昼夜逆転するほど弛む
夜が伸びるに次いで闇が深まり 蓋のされた空のちょうど真ん中に
脈打つ星々の下暮らす 血の伝う肉でのたうつ歌